米国弁護士資格を持ち、自家用機を駆る。日米を又にかける経営者

照井　公基 (Terui Koki)

ソニック・ソルーションズ

　生まれは東京・荻窪ながら、高校時代をカナダのアルバータ州にある「パークビュー・アドベンチスト・アカデミー」、大学時代を「カリフォルニア州立大学サンノゼ校」で過ごす。専攻は国際経営学。高校時代はアイスホッケーに精を出し、大学では空手の指導員のバイトに明け暮れた。その後法科大学院で法科博士課程を修め、米国弁護士資格を得る。ちなみにTOEICのスコアは985点。

　1995年にシリコンバレーの企業へ顧問弁護士として入社するも、法律の仕事の単純さに嫌気がさし、その企業のアジア地区の営業を担当し始める。その過程でライバル会社としてソニック・ソルーションズと出会いを果たす。そして翌年、同社の「アジア・環太平洋地区担当副社長」として入社、2000年に現職に昇格した。

　法の道を選ぶか、経営の道を選ぶか岐路に立った際、弁護士という仕事が基本的には「他の人のやったことの尻拭い」なのに対し、経営は「自分の道は自分で切り拓いていく」という点が大きいとソニックへの道を選択。とはいえ、法律のバックグランドも生かし、交渉の場などでで有利に立つ局面が多い。

　趣味は、小型飛行機操縦免許を持つ自らの自家用機の操縦、ゴルフ、釣り。夢は100キロオーバーの本マグロを釣ることと、ジャンボジェットを操縦して羽田空港に着陸することだという。無類のタマネギ好きでもある。